日本三景の七月

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 岩佐さんは僕のことが好き。実感は湧かない。返事をするべきか否かも判断できなかった。タオルケットを首元まで引き上げた時に手首の痣が目に入った。昨日のセックスを思い出した。痛くて苦しくて辛いのに気持ち良い。身体の中にギチギチと他人の肉が詰め込まれて変な感じなのに熱くてドキドキする。岩佐さんは僕の身体を使ってどんなセックスをするんだろう。壊れるくらい滅茶苦茶に抱いて欲しい。僕を玩具みたいに扱って欲しい。  シャツの裾から手を入れて指先で乳首を触るとすぐに立ち上がってきた。小さく息を吐く。くすぐったくてピリピリと甘い痺れを感じる。強めに引っ張ると痺れが強くなって「あん」と声が出た。股間に手を伸ばすと小さいなりに勃起していた。ペニスを擦りながら乳首をクリクリと捏ねる。 「んんっ、ふうっ、あっ」  腰を震わせながらパンツの中に射精した。「はあっ」と大きく息を吐いた。返事なんて決まってる。僕は岩佐さんで気持ち良くなりたい。
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