お父様に反対されましたが気にしません。

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お父様に反対されましたが気にしません。

私と殿下の会話を聞いていたお父様が 慌てて私を止めようとして来た。 「一人で行くつもりか!?」 アリシアを誘ってもいいけど今年も 家族旅行に行くだろうから そうなるだろう。 『そのつもりだけど……ララも一緒に来る?』 専属侍女だし、もし連れて行くなら ララしかいない。 「お邪魔でなければお供させてください」 決まりね。 『ララと二人で行って来ます』 そうと決まればさっさと旅行の 準備をしなきゃね。 私の勢いに殿下とララ以外の家族は 唖然として誰一人言葉を発っさなかった。 殿下には一礼しお父様達は気にせずに 私はララを連れて自室に向かい 旅支度を始めた。 あまり貴族らしい格好だと狙われるだろうから 町娘風がいいわよね。 この旅行が出会いの始まりとはまだ知らない。
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