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まなぶ達がかおるのいる部屋へとやってきた
後ろから来たかえでの目元は赤く湿っていた………
まなぶ『かおる大丈夫だったか』
告白を聞いていなかったような様子で話かけられ
動揺するかおる
かおる『え、あ、うん。大丈夫だよ』
まなぶ『よかった。船に登ってからの記憶がなくて、心配だったんだ』
かおる『そうなんだ、……、聞こえてなかったんだ』ボソッ
まなぶ『ん?何か、言ったか?』
かおる『うううん、なんでもないよ』
かおるは少し安心した
まなぶは罪悪感を感じながらも
混乱した状態じゃなく、ちゃんとかおるが気持ちを言ってくるまで、待つことにした
その時あらためて、自分の答えを言おうと決めたのだ
みさき『お姉ちゃん、どうしたの何かあった?』
かえで『いや、なんでもない……二人とも無事でよかったと思ってな……』
みさき『そっか…』
そう言ったかえでの表情からは哀愁が感じられた
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