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まなぶを助けようと我を忘れたかえではボートから飛び降りようとする
それを止めるみさき
みさき『ダメだよお姉ちゃん!お姉ちゃんまで…』
かえで『離せ!まなぶが、まなぶがぁ』
みさき『きゃっ…』
みさきの拘束をふりきるかえで、飛び込もうとしたその瞬間
ぶくぶく
水面に泡が現れ
ざっばーん!!
水中からまなぶが勢いよく飛び出してきた
まなぶ『ぶっはぁあぁぁ、かおるは?!』
どうやらしゃがみこみ水中でジャンプしたようだ
まなぶの無事な姿を見てかえでは泣きながら
かえで『ああ、無事だよ。さぁ手を』
かえでの手をとりまなぶも無事ボートへ乗ることができた
まなぶ『かおる…』
かおる『おにぃ…うわぁぁん』ぐすっ
兄弟で抱き合う
かおる『もうおにぃに会えないかと思ったよぉぉ』
まなぶ『すまなかった。あの時一緒に遊んでやれば、こんなことには』
かおる『うううん、おにぃは悪くないよぉ、ぼくが嫉妬したから』
まなぶ『し、嫉妬?』
かおる『僕はおにぃのことを男性として愛してるのーー!』
意識が混濁していた突然のカミングアウトをしてしまう
かおるの発言に一同動揺する
皆『えーーー!?』
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