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まなぶが心配しかおると獅童のいる所まで探してやってきた
まなぶ『かおる、それに獅童さん…』
まなぶが来たので獅童はベンチから立ち
まなぶの方へ歩いていく
そして、まなぶの前に立ち
獅童『ごめんね、こんなことしたらかおる君に嫌われるかも、それにそんな資格私にはないんだけどね。ただの八つ当たり』
そう言いまなぶの頰を平手で叩く
バチーン
かおる❴!?❵
まなぶ『いえ、ありがとうございます。少し気持ちが楽になりました』
まなぶは叩かれても怒ることなく、獅童とかおるの気持ちを受け止めた
まなぶの胸に拳をあてる獅童
獅童『たくっ、君の為じゃないんだけど。もうかおる君を泣かすなよ』
まなぶ『はい』
拳をぐっと押しあて獅童は二人の前から去っていった
かおる『おにぃ…』
まなぶ『さぁ、帰ろう。俺達の家に』
かおる『うん!』
その後ろ姿は周りから見たらカップルだった
だけれど、兄弟なのだ。かけがえのない、この世界でたった一つの、血の繋がった兄弟
こうして、かおるの恋は終わった
そして、もう一つの恋も結末をむかえようとしている
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