まちいのじゆうちょう

文学フリマ 東京①

　オフ会の翌日、5月19日（日）は文学フリマ東京の開催日です。

　これまで何度か足を運んだことはありますが、プロ作家様のサイン本を購入しに行くか、単純に「文学への熱気を浴びたい」という理由で仕事帰りにふらふらと彷徨ったことしか実はありません。

　ですが今回は違います！　前日にお会いしたオフ会のメンバーのうち、文フリに出展されるという方が何人かいらしたのでそちらのブースにお邪魔しよう、という予定で張り切って出かけました。

　雪村みおりさんと絵空事さんと浜松町で合流し、いざ流通センターへ！

　――行く前にごはん食べときましょうか、と飲食店を探すも見つからない。
　会場近くだと混むだろうからここで済ませておきたいのにー、とうろうろして見つけた立ち食い蕎麦屋さんで何とか腹ごしらえをしてモノレール乗り場に向かいます。

　さて、三人寄れば文殊の知恵と言いますが、うっかり者が三人集まればそれはただのうっかり三人衆でしかありません。

「今日は急行でも流通センターに止まるらしいですよ」
「へぇ、そうなんですね！」
　としっかり調べることなく流れのままに車内に乗り込み、しばらくしてから覚える違和感。スマホを取り出して調べてみます。
「……これ、流通センターに止まらないですね」
「あれ」
　あれれ。
　……まぁ、急ぐものでもないしね！　と車窓を過ぎ行く流通センターを横目に私たちは雑談をし、次に停車した駅で降りてそそくさと逆方向の電車に乗るのでした……。