文学フリマ 東京②

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文学フリマ 東京②

 そんなこんなでようやくたどり着いた文学フリマ東京の会場。人がわんさかいます。  小説読まない人多いって言うけどめちゃくちゃ人気ジャンルじゃん! と嬉しくなってテンションが上がります。  今回から有料とのことで、あらかじめ購入しておいたチケットで入場。慣れない入場方法に手間取る姿もちらほら……。  そしてなぜか無料の時よりも人が多いような気がしました。  目指すブースは決まっているけれど、慣れていない私たち三人。 「あ、この列じゃなかった」「あれ、いつの間にか通り過ぎてた」なんてうっかりを重ねつつも、目的のブースにたどり着きました。  まずは紺藤さんのところへご挨拶。前日のお礼や雑談をしてから「霧の中の椛」を購入し、コメントもノートに書かせていただきました。  ちなみにすぐ斜めの場所に矢部太郎さんのブースがあり、ご本人の姿も見えました。紺藤さんのノートにもサインが! 凄い👀  お次は久里さんのところへ。こちらではおみくじが用意されていました。ではせっかくなので、とためしに引いてみたところ大吉! 「大吉の方はこちらの本が200円引きになります!」 「じゃあそれください!」  という感じで「重い恋アンソロジー」をゲットです。  久里さんと望月くらげさん、蓮水涼さんのサインまで入れていただいてほくほくです。  すぐお隣には石嶋ユウさんがいらしていたので、お名刺をおいただいてご挨拶。人の顔と名前をなかなか覚えられない私、変なご挨拶になってしまって申し訳なかったです……。  このあたりから記憶はごちゃごちゃ。入場してわりと早い段階で小波ほたるさんと遭遇。出会った時点ですでに目当ての本はあらかた買ったという猛者っぷり。  初心者の私たちが「次はここへ行こうと思ってて……」というと「それならこっちですね!」と勇ましく先を歩いてくださいます。  これまで何度も文フリに参加してきた歴戦の戦士の背中だ……! と私は後ろを歩きながら感動したものです。  特に第一会場の混みっぷりの中を掻き分け進む姿は勇ましく頼もしかったです。小波さん、本当にありがとうごさいました。  咲蔵風人さんのブースでは「それらしい国語」を入手。残念ながらご本人は仕事で来られないとのことで、お友達が売り子さんをされていました。     咲蔵さんには先日直接お会いする機会があったので、持参した「それらしい国語」にサインを入れていただきました✨  ドロップス書房さんのブースに行ったり頑固一徹堂さんのブースに寄ったりしながら、「他の知り合いにもばったり会えないかな」と各々スマホをチェック。  文フリに来ている方はいるようでしたが、人が多すぎて偶然会うのは難しいですね。  小説本だけではなくブックカバーやアロマ、絵本や写真集など色々なものがありました。  全部をじっくり見て回るのは到底不可能に思えます。  途中、買いたいものがあったことを思い出して(入江弥彦さんのクソデカ感情百合アンソロ)慌てて向かったのですが、大人気とのことで売り切れていました。残念……。  目的のブースをあらかた回ったところで人酔いもしてしまったし、帰りのモノレールが混んで乗れなくなってしまう前に撤収しましょう、と駅に向かいます。  それほど長い時間うろついていたわけではなかったはずなのに心地よい疲労にじんわり包まれています。  人酔いだけでなく文学への情熱と熱波にやられたのかもしれません。  出展する側も楽しそうだなぁ、なんて思いつつ、帰宅したのでした。
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