7月は90の生首

1/1
前へ
/10ページ
次へ

7月は90の生首

 例の生首のお話です。クビズム、クビコンのお話でございます。  6月末に締めきりました第1回HelveticaBooks短編小説賞(クビコン)、応募総数は約90作品という、メンバー全員が驚く数となりました。  ご応募下さった皆様、誠にありがとうございますm(_ _)m  多種多様な生首がどっさりと届きました。  テーマが『生首』となった原因の一端でありながら、「これ全部……生首なの……?」とおののいてしまいました 笑  応募作品が集まったということで、そこから我々メンバーによる審査のスタートとなりました。  そんなわけで7月は生首作品をひたすら読んでおりました。  1ヶ月が大体30日。作品が全部で90ということは、単純に計算して1日に3つの首と向き合っていたということになります。  人生でそんなに生首に囲まれるようなこと、あるでしょうか。ないですね。  一生に一度の貴重な生首体験をさせていただきました。  皆様の生み出した生首たちにぐるぐると囲まれて、そんな首たちを大事に愛でてむしろ愛でられて……の毎日が続きました。  雨の日も晴れの日も雷の轟く日も、たくさんの生首たちと語らいました。  つい先日、一次通過作品が発表されました。  17作品の輝ける生首たち、眩しいです。 「自分の書いた作品が残ってました!」等の発言はくれぐれもしないようお願いいたしますね。約束。  さて、90の生首に追われるかのように必死に取り組んだ一次審査は終了し、いつの間にか7月は溶けて消えてしまいました。  いったん落ち着きはしましたが、まだまだこの先の色々があります。  8月は17の生首。  厳しい暑さに負けずに頑張ろうと思います🙂
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加