幼なじみ

ラストシーン

三上くんが結城さん中から消えて数週間が経った。

結城さんとの関係は三上くんが消えてしまう前と何も変わらなかった。

大学への行き帰りも、大学で授業を受ける時も休み時間もお昼を食べる時も、私の隣には結城さんがいた。

家に帰ってからも１時間以上電話でお喋りをした。

夜中に突然寂しさに襲われて泣きながら結城さんに電話すると、直ぐに車で駆けつけてくれた。

そんな事が何度もあったけど、結城さんは嫌な顔一つせず私を優しく包み込んでくれた。

休みの日は遊びに出掛けたりショッピングに行ったり、街中を食べ歩きをして楽しんだ。

まるで恋人同士のように２人はベッタリだった。