見渡す天地の作りかた

山羊座ストロベリームーンの夜

　わたしは山羊座の生まれ。
　村上春樹先生と同じ星座なのが自慢。ちなみに動物占いは村上龍先生とおなじ緑のこじかです。そのご縁か一時期はお二方の著作をずいぶんたくさん読みました。
いまだに『ねじまき鳥クロニクル』と『コインロッカー・ベイビーズ』、とくに後者はすごくよく読み返していて、もちろん、若い頃みたいに盲信的に『イイ！』ってなるワケではないのだけれど、やっぱりグッとくる箇所は変わりなくグッとくるのがわたしの原点なのね〜、と思う。
　そして一昨日、6月22日は満月。6月の満月はストロベリームーンといいます。21日に観た14番目の月はほんとに淡く甘いピンク色で、それもすごくハッピーな心持ちで眺められたし、岩合さんがストロベリームーンと一緒に撮影したダチョウの群れの写真を、22日に観られたことはなんだかもっともっと嬉しい気分になりました。マサイマラという大地に集う野生動物の群。
　ああ、いい。
　その上、今回のストロベリームーンは占星術としては山羊座の満月。
　二重に祝福されたようなよき日、わたしはスピリチュアルの先生の公開チャネリングにも参加し、とても喜ばしいお言葉が頂戴できました。
　もっとステキにもっと可愛くもっとキレイに。
　小説もそんなふうに書けるといいです。
　いつまでも、ストロベリームーンみたいなピンクに光っていたい。
　教科書に載っても、読んだ学生さんがみんな、大人になって読み返したとき『なんだか綺麗な満月をあおいでいるようだ』と振り返ってもらえる小説になるとよいです。うん。

　岩合さんの展覧会、自分が空っぽになる素晴らしい写真展でした。