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荒い息を吐きながらやっと離れた唇。
おでこをくっつけただけの距離で蒼介は囁く。
「キスだけでこんなにいやらしい顔をして。―――海里は本当に可愛いね。ねぇ、俺を見て?」
僕はおずおずと上目遣いで蒼介を見ると、蒼介は目を細め、僕の頬を撫でる。
「海里、気付いてた?」
「…え……なに…が?」
「キスの間ずっと、腰を揺らして俺の太股に股間を擦り付けてたんだよ?ほら、まだここがこんなに勃ってる…。そんなにキスが気持ち良かった?」
スラックス越しにスリッと股間を撫でられドキッとした。言われてはじめて勃起している事に気付いた。
無意識に擦り付けてたなんて恥ずかし過ぎる。
「うぁっっ!ごめんなさいっ!気持ち悪いことしてっ…!」
僕は慌てて離れようとしたが、蒼介は身体を密着させ、僕の腰に腕を回し離してくれない。
蒼介は僕の耳元で囁く。
「ふふっ。謝らないで。俺は嬉しいんだよ?俺としたキスでこんなになってくれたんだから。だから、俺が責任持って処理しないとね?」
ふふっと笑う吐息が耳にかかりゾクッとした。手際良く、カチャカチャとベルトを外し、スラックスを脱がす。下着のボクサーパンツに手を掛け、蒼介はゆっくりとそれを下げていき、プルン、と僕のペニスが勢い良く下着から飛び出した。
色気に満ちたその顔で、僕の張り詰めたぺニスを蒼介が直接触れてくる。
「海里、どうして欲しい?俺に教えて?もっと早く上下に扱いて欲しい?それとも、こうやってゆっくりと?……こんなに硬くして。気持ちいい?ほら、先がヌルヌルになってる」
「やっ…、言わないで。恥ずかしい……っ」
羞恥心を感じて、思わず顔をそむけると、耳元に口を寄せ、耳を軽く食まれた。思わず首を竦めると、またふふっと笑うから吐息が耳にかかる。
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