前書きと注意事項

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前書きと注意事項

 ――己の性癖とは何か  今まで俺は”性癖”というものに向き合ってこなかった。と、言うと過言であるかもしれないが、よくオタクたちが持っているような熱量の根源、その正体について考えることをしてこなかった。  『流れ星が見えたとき、燃え尽きるまでに願い事を3回叫ぶことができたら、その願い事が叶う』なんていうジンクスを聞いたことがあると思う。あれは流星にその権能があるわけではなく、反射的に口から出せるほど常日頃から意識している人の願いは、そりゃあ叶うよねって話。  少し前に、友人と『ito』というゲームをした。価値観共有ゲームみたいなやつだが、そのゲームのルールは今は関係ないので割愛する。そのとき、性癖の話になり困ったことになったのだ。  色んなものが好きだ。雑食性ともいう。けれど、けれど。俺が絶対的に一番に好きなものって……いったい何だ?  我が友人であるK島氏はこう言っていた。「君はエロについて真剣に考えたことがあるのか!」と。ハッとした。エロに限った話ではないが、いちクリエイターとして、自分は何が好きなのか、何を表現したいのかを即座に説明できないのは、マズイのではないかと。  とまぁ、色々と言ってみたけれど。新作のヒロインを考えているときに「ヒロインは性癖詰め込みハッピーセットにしたいけど好きなタイプが分かんねぇや」となったので、自分が今までにグッときたセリフとかを雑にまとめてみよう、という試みです。  とにかくアウトプットすることが目的なので敢えて雑な作りになっています。特別に調べたりはしないので、うろ覚えなところや間違っているところがあると思います。  けれど思いの丈を表すのに完璧さは不要。俺たちはコードを間違えないように音楽を演奏しに来たんじゃなくて、想いを叫びたいからこのステージにきたってサンボマスターも言っていた。  そんなわけで性癖をまとめるんですけれど、『グっときた』ということは大抵が佳境であり、作品の根幹的なネタバレを含むことになります。含むっていうかもはやモロな場合も多いです。  なので章タイトルには作品名だけを記載するので、ネタバレを踏みたくない人は自衛してくださいますようにお願いします。もしくは俺のために我慢してください。
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