カチカチ山

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「良いよ良いよ。じゃあ、君はこの船に乗ってくれるかい? 私はこっちに乗るよ」 「俺がこっちの石船に乗りゃ良いんだな? 分かったよ」 こうして、ノロは気の船、葵は石……と思われる船に乗っていざ! ……しかし数秒後、葵の船に違和感が生じます。 「やっぱり水辺を泳ぐのは気持ち良いねぇ」 「……な、なぁおい? この船、ドンドン沈んできてねぇか?」 そうです、葵の乗った船は実は泥船。 水に勝てるハズもなく、ブクブクと浸水して行ったのです。 ノロは「プーッ! しーらないっしーらないっ」と言うばかり。 そして……
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