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「んっ……うぅっ……」
「あぁ良かった! ケンノエ様、大丈夫ですか!? 私です、ミルカです! お願いだから気付いてー!」
ミルカと名乗ったその女性が叫ぶと、ケンノエと呼ばれた男性はそのタイミングで目を覚ましました。
そして。
「君が助けてくれたのか!? 男性である僕を運ぶのなんか大変だっただろう? 何かお礼をさせてくれ!」
(はぁぁぁぁぁ!? なんでそうなんのよぉ!!)
ミルカの手を掴みながら言うものですから、ニコニコは心の中で静かに憤りました。
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