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みなっちが提示した代償はこれでした。
「意気込みが良いのは素晴らしいけど、大丈夫かしら? 私は貴女の声をいただきたいのだけど」
「はぁぁ!? 声ー!? それじゃあ誤解を解くどころか喋れないじゃないの!!」
それは、言った通り。
ニコニコはまさか声を取られるとは思っていなかったようで、その場に響くような声を上げてしまいます。
「人間になりたいって事でしょ? ないモノを生成するには、あるモノを取るしかないの。嫌なら帰りなさい? いくら私でも、何もナシで願いを叶える訳にはいかないの」
しかし、みなっちもみなっちで譲れないようです。
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