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目が覚めるまでに
あともう少しだけ……このまま……眠っていたい……
……えっ?なに?どういうこと?――
身体が重い……身動きも取れない……
暑い……苦しい……誰かが乗っているみたい……
えっ、誰?やだ……目を開けたくない……怖すぎる……
願いも虚しく目が冷めてしまう。こわごわとそっと瞼を開ける。
そして目に飛び込んできたのは、まるまると太った気持ちよさそうに眠る愛猫の顔であった。
「はぁ……重すぎる……おまえは……胸の上に寝るのはやめて」
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