4-4 夜空の瞳は心を奪う★

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「ここまで素直だと、逆に考えものだな」  ヴィクラムはため息と笑いの中間のような息を吐きだし、下着の上からサヴィトリの胸に触れた。皮膚が厚く大きな手が、控えめな膨らみを押しあげる。 「それどういう……あんっ! いっ……まっ、てっ……や、んっ!」  下着がずらされ、サヴィトリは(じか)にヴィクラムの手を感じた。ごつごつとしていて荒さのある皮膚によって、ゆっくりと胸をこねまわされる。 「えっ、あっ、あぁんっ! やぁ……だめ……っ!」 「意外と反応がいいんだな」  ヴィクラムは目を細め、執拗に双乳を揉みしだいた。  サヴィトリの白い肌が次第に淡い桜色に染まり、むっちりと張り詰める。胸の中心は痛いくらいにとがり、サヴィトリの喘ぎに合わせて健気に震えた。 「お前の意思を無視してでも、抱きたくなる」  刺激で硬くなっていた胸の尖りに、ヴィクラムがくちづけた。先端を口に含み、円を描くように舌でなぞったり、ねちねちと押しつぶす。 「きゃぁんっ! はぁ……あっ、はぁあっ、ん……はぁっ、はぁ……」  加速度的にサヴィトリの呼吸が荒くなる。無意識のうちに腰や足ががもぞもぞと動いてしまう。靴のかかとが、地面や雑草を薄く削りとる。
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