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「俺は頭が悪いからな。はっきりと言われねばわからん」
言葉とは裏腹に、企みのある顔をしたヴィクラムは濡れた中指を潤みの中心に浅く沈めた。
「んっ、いっ!」
異物感とわずかな痛みにサヴィトリは顔をしかめる。戦いで負う怪我と比べれば微々たるものだったが、ひどく心に響いた。
「っ、すまない。指でもきついのか」
ヴィクラムはサヴィトリの髪を撫でて抱きしめる。
大柄で筋肉質なヴィクラムの身体には安心感があり、サヴィトリはざわついた心がなだめられるのを感じた。包まれている感覚が心地良い。肌が直接触れているため、互いの体温と鼓動が伝わって混じる。
「もうあいつが手を出していると思ったんだがな」
ヴィクラムは不思議そうにサヴィトリを見つめた。
「あいつ?」
「一番余裕がない奴」
誰かを思い浮かべて意地悪く笑うと、ヴィクラムは再び下肢に手を伸ばす。じれったいほどゆっくり、割れ目の周辺を刺激した。サヴィトリの反応を見つつ、ぽってりと赤みを帯びた花芯をそっとさする。
「あっ、んっ……や……ぁ、それだめっ……きゃあぁっ!」
自分でも知らない過敏すぎる場所に触れられ、サヴィトリは悲鳴のような声を上げてしまう。下肢の奥が余韻でびくびくと痙攣している。
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