5-2 三つ巴★

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「わっ、だめ! ふぁっ……べ、別に……んぅっ、違わな、いっ……」  同時に種類の違う刺激を与えられ、サヴィトリは早くも心がくじけそうになる。  どうやっても逃げる算段がつかない。一対一でさえいいようにされるのに、二対一の状態でいったい何ができるだろう。 「そうやって簡単に補佐官殿の挑発に乗るな。俺としてはそちらの方が気になる」  ヴィクラムは眉間に皴を寄せ、キャミソールをたくし上げる。掴むように胸を揉み、せり出た先端を口に含んだ。唇で弱く圧をかけながら、硬くなった部分を舌で弾くように転がす。 「待って――ぁんっ! あぁん……あっ、あっ……そんな、つもりは……」  サヴィトリにまともな受け答えができるわけもなかった。左側にいるカイラシュも愛撫と氷責めを続けている。 「板挟みは大変ですね、サヴィトリ様」  現在進行形ではさんでいる片側であるカイラシュは、他人事のようにうそぶく。
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