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グレン・グールドとベートーヴェン
ようやくベートーヴェンの恋を調べようと思ったのですが『不機嫌な理由』ラストの『エロイカ変奏曲』のグレン・グールドに引っかかってしまいました。
モーツァルトを辛辣にけなし、後期の曲は、芝居ががった、堕落した、
「早死ではなく死ぬのが遅過ぎた」
とまで言い放った天才ピアニスト。
彼のベートーヴェンに対する評価は?
ベートーヴェンについて、その楽曲ごとに賛否両論を唱えたグールドは、若年より、多くの録音を残している。ベートーヴェンについても、グールドの極端なテンポ設定などの異端な解釈が賛否を呼んでいる。
ベートーヴェン 交響曲第5番運命ピアノグレン・グールド
(リストによるピアノ編曲)
https://youtu.be/Llo6oYa1Lrs?si=ccdPJU0XfjvL4Vu0
フランツ・リストは、ロマン派を代表するピアニストでもあったが、ベートーヴェンの交響曲を大胆にもピアノ演奏用に自ら編曲し、多彩なオーケストラの音響を1台のピアノで表現することを可能にした。
20世紀カナダの鬼才ピアニスト、グレン・グールドは、こうしてピアノの大作へと変貌を遂げたベートーヴェンの交響曲第5番『運命』を1967年から68年にかけて録音、話題をさらった。
当時のグールドは、交響曲全9曲の録音も予定していたらしい。
グールドはリスト作曲の作品を弾かなかったが、編曲ものは取り上げており、交響曲第5番でも第2楽章の超スローテンポなど独特の解釈で演奏している。(メーカー資料より)
動画は見当たらず。
交響曲第6番 田園 第1楽章
https://youtu.be/ggioI9j-0iA?si=EQUmsbeQzWcY-4bn
グールドがリサイタルで好んで取り上げたのはソナタ30、31、エロイカ変奏曲、ソナタ17番テンペスト。
3大ソナタ(月光・悲愴・熱情)をリサイタルで1度も演奏していないのだ。
構造を重視するグールドにとって、通俗的な有名曲は、自己中心的なもったいぶりが発揮されている作品であるという。
「私のベートーヴェン演奏の多くは、批評家たちの集中砲火を誘いました。ロマンティックすぎると言うのです。それにアクセントの付け方が伝統をひどく逸脱していると……」
ピアノソナタ第8番 悲愴第1楽章
https://youtu.be/T5lpGLrz4l0?si=AWAJpsO7ciEFbuyM
第2楽章
https://youtu.be/aBLcIhg7pcg?si=Ob9PbBIVgnXAF6zE
ベートーヴェン チェロソナタ第3番第1楽章
https://youtu.be/oytEdeD_riU?si=jOaNDaHwXuMsmIMb
グールドが左手で指揮のような身振りをしながらとても楽しそうに演奏しているのに対して、レナード・ローズが姿勢を崩さず(ニコリともせずに)淡々とチェロを弾いている。 しかし、ふたりの息はぴったりで、ベートーヴェンの音楽の愉しさとユーモアが伝わってくるようだ。
グールドの持っている(少し伝わりにくい)ユーモア精神はベートーヴェンにも通じるものがあるかも知れません。
https://maru33340.exblog.jp/32330012/
レナード・ローズ(Leonard Rose, 1918年7月27日-1984年11月16日)は、アメリカ合衆国のチェロ奏者。
現存しているクレモナの楽器の中で最も高いものの一つとされている、1662年製のアマティのチェロを使用していた。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番
グレン・グールド カラヤン&ベルリン・フィル(1957年5月)
https://youtu.be/l7c4BUYrEQI?si=PSaHS9qM5NwaYspr
グールドは『ゴルトベルグ変奏曲』をリリースした翌年。
カラヤンはベルリン・フィル音楽監督に就任して2年足らず。
ライナーノーツによるとお互い尊敬の念で結ばれていたようなことが書いてある。
グールドはピアノを弾きながら左手で指揮の真似をするのが癖だったという。
そのせいで、バーンスタインとのコンチェルト録音で喧嘩して破談になったとか。
カラヤンは目を閉じて指揮していたので気にならなかった?
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