秘密

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秘密

そして、俺とベルは森の奥へと入って行った。 「待ってくれ! 僕は、話があると……クソッ!」 「どうしたのよ? ヘルメス…… そんなに感情的になってーー」 「いや、ちょっと……気になる事が、あってーー」 「別に、あんな奴らの事なんか! ほっとけよ。」 「……そうはいかない。 僕、ちょっと行ってくる!」 そうして、ヘルメスはリオン達の後を追って行った! 「おい! ヘルメス……」 * 森の奥の木の影…… 「ベル……すまない。 少し、魔力を使い過ぎたみたいだ……」 「大丈夫です。 どうぞ、私の血を吸って下さい……」 「ああ……」 そう言うと、俺はベルの上着の紐を緩めると……白く透き通った肩を出し。 首元に噛みついた! 「……んっ……………ぁ…………………………………ぅ…………………ぅ…………………………。」 「大丈夫か? ベル……」 「……んっ…………だ……いじ……ようぶ…………です………………リオの…………好きな様に………………」 「ふぅ〜……このくらいで大丈夫だ。」 「はぁ……はぁ…………わたしは、まだ大丈夫です!」 「…………なら、もう少し。」 * 「あの2人、こっちに向かったのは間違いないと思うんだけど……何処に、居るんだ?」 すると、茂みの奥から声が聞こえて来る…… 「あの2人の声か? また何かベリアルに、強要してるんじゃないだろうな!!!」 そして、ヘルメスの目に映ったものは…… * そして、俺とベルは今日の晩ご飯の食材を手に入れるとーー勇者達の一向の元へと戻った。 「お前達の分も取って来たから、食べてくれ! 体力の回復には、食事を取ることが1番だからな。」 「お前から貰うのは、釈迦だが……腹は減ってる。 ありがたく貰っておく! でも、感謝はしないぞ!!!」 「そうよ! 昼間の戦闘は、私達が頑張ったんだから……食材くらい提供したって、バチは当たらないわ!!!」 そして、皆んなで食べようとしたが…… 「僕は、食べない……」 「どうした? ヘルメス?」 「貴方らしくないわね。 確かに、昼間の事はーー納得出来ないのも分かるけど…… 貰えるものは、貰っとて置いても損は無いわよ。」 「違う! 僕は、リオンーー君に話があるんだ!!! 君達2人は……いや、君はーーベリアルに何していた!?  何故、ベリアルはそんなにも顔色が悪いんだ!?」 「……何だ、お前!? のぞいていたのか? 覗きが趣味なんて、とんだ変態勇者様だな。」 「茶化すな! リオン!!! 君は、いったい…… こんな幼気な少女をモノとして扱い! しかも、…………の強要まで……。」 「何言ってんだ!? お前…… 元々ベルは、俺のモノだ!!! お前に、とやかく言われる筋合いはない!」 「君……いや! お前は、間違っている!!! ベリアルを自由にしろ! 差もなければ、僕が許さない!!!」 「ヘルメス様! 落ち着いて下さい。 私が望んでやっている事です!」 「君は、騙されているんだ!!!」 「どうしたのよ? ヘルメス……」 「そうだ……落ち着け! いつものお前らしくないぞ。」 「うるさい! 僕は……僕は……コイツだけは、ゆる…………z z z。」 「どうした!? ヘルメス!!!」 「睡眠魔法をかけた! 明日まで、目を覚さないだろう。」 「まぁ……1度、落ち着かせた方が良いだろ。」 「私達も、さっさと食事を済ませて休みましょう。 もう、疲れたわ……」 そうして、食事をした後ーー皆んな休む事にした。
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