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初心者の私にも、小説や漫画やドラマなどから多少の知識はあるし、友達と話題になることもあったのだが、自分が経験することになるとは微塵も思っていなかった。しっかりと学んでおけば良かったと、今更ながらに後悔する。
そんなことを考えても、右京の手が止まるはずもなく。
手が次第に下へと移り、ズボンの中へと入り込み、下着の上から上下に刺激される。私の意思とは関係なく潤い、しっとりと濡れているのがわかった。
「ハァン」
思わず出てしまった自分の声に驚き、頬が赤くなる。
「ほら、身体は素直じゃないか。莉子も素直になれ」
右京の手にかかれば、私なんて赤子の手をひねるくらいチョロいだろう。
下着の横から指が入ってきて、濡れて滑らかな蜜口を擦られる。同時に胸の先端をキュと摘まれた。
「ひゃあ」
何がなんだかわからない状況で、私の頭は真っ白になり、力が抜けて抵抗もできない。いや、もう抵抗する気もなくなっていた。
私に右京のパートナーが務まるとは思えないが、右京が望むのなら努力してみるのも悪くない。
そんな決意をした私に、更に数々の試練が襲いかかる――
婚約契約の行方は――
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