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まぁ、どちらでも構わない。大丈夫だ。私の態度がおかしなことなど、私が一番よく分かっている。
「はい、少しおかしなところがまた可愛らしいです」
青年は目を細めてうんうんと頷く。
あ、今おかしいって言った!
自分で思うのは平気でも、精悍な顔つきのイケメンにおかしいと言われるのはさすがに傷つくわ!
「あの……、ところでここは……?」
自分よりも年上の男性から微笑ましそうに見られることがいたたまれなくて、私は話を変えるべく二人に尋ねた。
というか、本当にここどこ?
当然ながら、私にはこんな石造りの神殿に心当たりなんてない。
そして、この二人は一体誰なんだろう。
「ああ! 申し訳ありません!」
途端にブロンドの男性が申し訳なさそうに眉尻を下げた。
キリリと真面目な顔をしている青年よりも、こちらの男性の方が幾分とっつきやすそうだ。
「ここは、ルチアナ聖王国。そして今いるこの場所は、この世界の創世神であるルーチェ様を祀っている神殿です」
どうやら本当にここは神殿だったらしい。
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