プロローグ

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プロローグ

 子供の頃から  ママは私に言い聞かせてきた  『いい?  白馬に乗った王子様なんて  いないの』  『だから  あなたはちゃんと勉強して  自分の力で生きていけるように  ならないとダメよ』  それを聞くたびに  私は決まって  自分の中にパパの血が流れてることが  惨めで悲しくて  消えてしまいたくなった
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