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side帝
初めて出会った廊下から、俺はレオの虜になったの。
表情がころころ変わる所も。
天然な所も。
なんでも真剣に取り組む姿も。
声も。
全部____
全部レオだから愛おしく思える
でも………
「レーたん俺にも!」
「はいはい」
お友達でも距離が近すぎると、
妬いちゃうよ?
なんて言っても。気付いてくれないんだろうな…
黒い感情を全部押し込めて
食堂の扉前まで一緒に行き、別れる
見えなくなるまで手を振るつもりだった
だけど、類君と並んで歩く姿を見ると
どうも手を振るのも辛くなって。
…好きなのに。なんでレオの隣は俺じゃないんだろう。
好き。好きだよ。レオ。
だから…だからこそ……
「…レオと恋人になりたい。…どうしたら、堕ちてくれるのぉ?」
ー後少し遅く生まれてたら。
レオの隣は俺だったのかな?
小さく呟いた言葉を類君に聞かれているとも知らずに。
俺は2人が見えなくなると、空き教室に入り少し泣いた
ー帝side「完」ー
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長らく更新せず、ごめんなさい…!
スター特典を近頃出す予定なので、本編含めお楽しみにしていてください!
スター24、本棚21ありがとうございますー!
はる
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