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目線を下げ、すぐ目の前にいるチャラ男先輩を前に頭の中で絶望する
どうしよう…とりあえず、親衛隊さん達がくる前に…
「…ぇ、ねぇってばぁ~?ほんとーに大丈夫ぅ?」
考え込んでいると先程よりも近い距離で発せられる甘々エロボイス。
「エッ…だ、だぃっ~~!?!?!」
もう1回目線を上げると、チャラ男先輩との距離が近くなっていた
鼻が触れ合うか触れ合わないか
「(ギョェエエッ!?)…ち…」
「ち?」
「近すぎます!は、離れてくらしゃい!チャラ男先輩!ぼ、僕は大丈夫なので…!」
ぁ、あぁあぁ~、!か、噛んでしまった…
恥ずかしすぎる…禿げちゃうよぉ…
「チャラ…男…先輩…ふ、あっははは!」
チャラ男先輩は何故か僕を抱えたまま爆笑
なんか面白い事言った記憶無いんだけどなぁ…
「??(なんで分かってるんだろう…)」
そんな事を思いつつ、やっと笑いが止まった先輩が天変地異が起きそうなくらいのトンデモ発言を口にした
「君…お名前教えてぇ?」
こ、これは…、いや、言わないと何をされるか……想像しただけでも恐ろしい
「フェッ!?ぃ、伊集院…レオ…です、」
意を決して口にするとチャラ男先輩は妖艶な笑みを浮かべ
「レオ…これから宜しくねぇ~?」
と耳元で再度囁いたのだった
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