10人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
はじまり、はじまり
僕の名前は、オクウエマモル。
通称、オクマモ。
ごく『普通』の高校一年生の男子だ。
勉強も、運動も、小遣いも、家族構成も
父さんの収入もすべてが『平均値』。
僕には、二人の親友がいる。
一人目の友、ウメノタケシは頭がいい。
いわゆるメガネが似合う『秀才』と呼ばれる男。
神様は、不公平だ。
秀才君のタケシは、とにかく頭が良く、
運動神経抜群でお金持ちのボンボンだ。
これがまた、性格が超いいんだよな。
そして、もう一人の僕の友、
イノウエモトオは、とにかく優しい
優男君(やさおくん)。
彼は、怒ることを知らないまるで
仏様のような男だ。
あ、彼の成績は、中の上というところかな。
運動神経も中の上。
すべてが平均値よりちょい上のヤツ。
言い換えれば、完ぺきではないが
何とな~くできちゃうっていうヤツ。
僕たち三人は、小、中、高といつも一緒。
ついたあだ名が、上中下トリオ。
たまに、『寿司に例える』ヤツもいる。
秀才君が『特上』、優男君が『上』
まぁ、今までの説明を読めば……ね。
『平均値』の僕は……
ここでは『げ(下)』寿司に例えると『並』
なのよね……。残念だけど……。
とういうことで、これから僕の身に起こった
話をしたいと思うんだ。
これは、僕の身に起こった
『驚き』と『恐怖』いわゆる『パニック』に
なったお話。
では、どうぞ……。
最初のコメントを投稿しよう!