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「ダメぇ…なんか変になりそう…」
「花奏。イキそう? いいよ。イッて。」
そう言われた途端に、背中からつま先まで電気が走ったような感覚に襲われた。
「な…何これ?」
「何って、花奏イッたことないの?」
「うん。こんなの初めて。」
息も絶え絶えにそう答えると、
「初めて?」
驚くリョウの顔はどこか嬉しそうだ。
まだ、中がヒクヒクと痙攣するような感覚が続いている。
「これが、イクってこと?」
リョウは、より熱い眼差しで、いきなり熱くそそり立つそれを私の秘部へと押し当てた。
「煽ったのは花奏だからね。」
そう言うとゆっくりと私の最深部まで押し入ってきた。
「ああ…やん…ダメ…」
痙攣が止まないうちに挿入されて、どうにも快感を逃がすことが出来ないまま、何度も何度も奥まで突かれた。
リョウは、ぐったりと果てている私に
「ごめん、花奏。でももう少し付き合って。」
と言い、浴室にペチンペチンと音を響かせながら彼が果てるまで律動が続いた。
「ごめん。抑えがきかなくて…」
リョウは湯あたりしてぐったりした私を抱きかかえてベッドへと連れて来た。
「髪乾かさなきゃね。」
ドライヤーをかけて髪を乾かしてくれている。
「ありがとう。」
髪を乾かしてもらいながら、何の気なしにテレビをつけると、ちょうどニュース番組が始まったところだった。
「今日、最初のニュースです。
超人気アイドルグループ『ヘブン・エンジェルズ』のリョウくんこと、深海亮さん27歳が行方不明になっています。
所属事務所によりますと、深海さんは3日前の午後8時頃から行方がわからなくなっており、事務所スタッフが連絡をしておりますが、現在もまだ消息がわかっておりません。警察は事件、事故の両面から捜査を開始しました…」
私は青ざめて、急いでテレビを消した。
私がリョウくんを轢き殺しちゃったから、世間が大騒ぎになってる。どうしよう。
私の髪を乾かしていたリョウがドライヤーを止めて、
「事務所が俺の事探してるのか…」
と呟いた。
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