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第10章
第10章
近所にある、Ⅾ‘sデンキであった。
そこでデジタル一眼レフカメラを買い込み、誓った。
「この街に、恩を返す」
「推し活をするぞ!」
それが、和也の出した答えだった。
和也の、長い長い人生後半戦の始まり。
そして、小さな一歩を踏み出した。
どこまでできるか?わからない。
しかし、やりたかった。
この街への、恩返し。
和也の戦いが、今日この日に、始まった。
あの、「パイン」の味は、一生忘れられないだろう。
和也の心の中に、温かな「灯りが」
「ポッ・・・」と灯った瞬間であった・・・
Fin
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