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第2章
第2章
しかし、何とも「broken heart」の後って、本当に辛いのな。
フラれたの初めてじゃないから、
「いつものことだ」
くらいにしか思っていなかったけれど、流石に「独り身」のアラフォーの和也には、こたえたのだった。
嗚呼、いつになったら、「人を」幸せにしてあげることができるのだ。
自分だけでなく、相手にも幸せになって欲しいし、幸せにしたい。
その思いがいつもかなわない和也にとって、
「天」
を仰ぎ見て、ただただ、何時になったら、天は自分にめぐり合わせてくれるのだ・・・と、恨めしく思う日々が続いていた。
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