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「でも弥生ちゃん、僕とまあちゃんは数えきれないくらいセックスしたんだ。iがあっても、愛が勝ったんだ」「これをご覧なさい」僕のiに動画が転送されて来た。そこにはあの初めて会ったホテルで、僕とまあが向きあってオナニー合戦してる姿が映っていた。
「ごめんね、わたしたち、まあちゃんマークしてたの。それであなたとマッチングしてまいっちんぐ、じゃなくて、盗撮させて貰ったのよ。あなた達も例外じゃないわ。ふたり、iが作り出したVRの中で、連動したオナニーマシーンでオナニーを繰り返してたの。この時代の誰とも同じにね」「くそっ!なんてこった。iなんてクソ喰らえだ!」僕はiを思いっ切りぶん投げると、それは岩にぶつかり壊れて機能を停止した。するとまあはまたさっきの別人まあの姿になった。ああ、これでまあとの恋は終わった。瞬間「くそくらえだー!」まあが甲高い声で叫んでiをぺしりと岩に投げ付けた。非力なまあの力ではiは壊れず、まあは何度もムキになって拾っては投げを繰り返し、ついにiを破壊した。
僕らは顔を見合わせうん、と頷き声を揃えた。
「iなんか無くたって、僕(わたし)らは愛で生きて行けるんだ!」
キマった
すぐに(あ、小説。お金、どうしよう)と思ったけど、そういう流れだと思う事にした。
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