捜索

5/5
前へ
/83ページ
次へ
「ところで弥生ちゃん?」「なあに?いいわよ」「ちがくって、なんでまあはマークされてたんだい?まさかまあ、だから、まあく、とか下手な駄洒落じゃないよね?」「まあ、それもあるけど…」「まあまあ、おふたりさん、まあまあまあちゃんもママだしわがままは」「ヒロシは黙ってて(ベシッ」Hカップがヒロシの頬を打つ。何故か嬉しそうなヒロシ。 「結局わたしにいつも説明させるのね。嫌いじゃないわ。まあちゃんの元彼だよ。まあちゃんの元彼は本来的な物事を突き詰めるうち、核心に突き当たってしまった。このままではけされちゃうから、わたしたちが保護する必要があったの。それでまあちゃん餌に釣ろうと考えたわ。まあちゃんの元彼はあなたと同じくらいひとりの女性に執着するカスだから、きっと尻尾を出すと思ったわ」「カスは余計だよ」「ほら、そこに居るのはわかってるわ。隠れてないで出てきなさい!」 さっき僕らがiをぶん投げた岩の陰からしょぼくれたおっさんが現れた。 「あなた!」「きみ!」「ごめんなさいシメイくん、わたしやっぱりこのひとが…」「うん。めでたしだよ」純粋に目頭が熱い。 「ご対面は程々にして、ここからは彼に説明してもらうわ。いいわね?まあちゃんの元彼さん」「わかった」 「ちょっと待って!名前は、何と呼べば良い?」「ん?まあの元彼だけど?」「ええ?弥生ちゃんは知らないの?」「さあ、まあちゃんの元彼としか…」「えええ!まあちゃんっ」「んーと、わたしの元彼だよ」「ヒロシは、良いや」ズコッ 「なんで名前がないんだよ!」「さあ、作者が思い付かなかったんじゃない?」「作者は僕だけど、んじゃ、えーと、名無しさんでオナシャス」「OK、僕は名無しです。改めてヨロシク」
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加