in gods country

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久し振りの太陽光に目が慣れて来ると、いつものアイマスク外した弥生ちゃんのHカップがはっきり視認され、とたんにちんこは萎んだ。 ひゅんひゅんひゅん、スン。 射精もせずに賢者タイム。弥生ちゃんもハッと我に返る。紫外線がヒリヒリする。二人、弥生ちゃんが用意していた黒Tにグラサン。不思議な事に、ブラジャーをしてTシャツをぐんと引っ張り上げたロケットおっぱいにはなんだか目がイッて、また股間をムズムズさせる。それを目ざとく察知した弥生ちゃん、「なんだかフクザツだけど、シてあげてもいいわよ」「いや、見るだけでいいッス!」「なんでやねん!」 「掛け合いはこんくらいにして、イクよ、弥生ちゃん」「そうね」なんだかカッコいい。 地上には弥生ちゃんちの執事兼ボディーガードが車で迎えに来ていた。「久しぶりね、吉村」「お嬢、お帰りなさいでヤンス」(あれ?吉村?どっかで聞いたような…)地下同様空を飛び、東京までひとっ飛び。驚いた事にそこには僕が知ってる街と生活そのものが息づいていた。みんな服を着て、スマホ片手にせわしなく歩いていた。少し違うとすれば、全体的にスッキリした感じがするところか。 「神様たちは、iは持ってないんだよ。アレが洗脳ツールだって知ってるんだ。そして行き過ぎた利便が退化をもたらすって双葉紫明教の教義に従って教祖様の生きた時代を模倣した暮らしをしてるんだ。今まで数々の失礼を申し訳御座いませんでした、わたしたちの教祖様。やっとお迎えする事が叶いました」と、車を降りて弥生ちゃんの実家のお屋敷の門の前で吉村を従え傅く弥生ちゃん。「えええ?いつものジョークにしてはちょっと悪趣味だよ。弥生ちゃん?」 弥生ちゃんはそれから冗談どころか僕の前で眉ひとつ動かさなかった。
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