murder mystery

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「父の性敵、じゃなかった、政敵に滝沢クリトリスって女が居るのよ。穴ウンサー時代に(お・も・ら・し)ってワードが流行語大賞になって一躍人気者になった、あの」(知らんがな) 「彼女は知性派タレントみたいに振る舞って、その容姿を武器に人気を得て政界にまで進出してきた。つまりチキン党が良く担ぎ出すタレント議員の最たるモノよ。そして父と総裁選を争う最有力候補の一人。必ず裏で黒幕が糸を引いてるわ。本気汁みたいにネバネバとね」「下ネタ要る?」「読者の期待に答える為よ」 「なるほど。そこに隙があるから、僕の性欲で彼女を取り込むわけだね?」 「何調子に乗ってんのスカポンタン。取り込まれるのはあなたの方よ。あなたごときに彼女を虜になんて出来ないわ。だからあなたには彼女の性奴隷になってもらって敵の最深部にバイパスルートを作ってもらうの」(なんて人権無視な作戦なんだ) 「そんなの嫌だよ。僕は性格的にMっ気は十分だけど、アッチはどちらかといえばSよりなんだ。ちょっとグイグイ来られただけで萎えちゃう。だから弥生ちゃんが苦手なんだ」「あら、酷い言い草ね」(よし、効いたみたいだ。芝居みたいに袖を噛んでるぞ。たまには仕返し…) 「うわあああーん!みんな、今の聞いた?酷いよ、ひどすぎるぅーっ!」 「hahahaha!確かに酷い」 「酷いでヤンス」 「自分、不(以下略」 (しまった、あまりにもアウェー過ぎる)
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