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 リムジンに乗り込むと外部と遮断された最後部の席から「出して、自宅まで」と支示をだした彼女は「ふうっ」と深く溜息をついてドサリソファーに倒れ込んだ。 「滝沢さん、くたびれてるんだね」  僕がフル勃起したまま優しく話しかけると、彼女の目が潤んだ。 「うええーん、シメイにいちゃあーん。あたい、またうそのおもらしさせられちゃったよおーっ!あたい、あたいねっ、おにいちゃんにだけ本気でおもらし出来そうな気がするんだあっ!」 「シメイにいちゃん?」  僕はドン引いた。そう泣きながら僕の股間のテントの頂点を顎でこすって喋る度に刺激しながら上目遣いにトロンと僕を見つめるその表情は少女の様にあどけなく、それまでとのギャップもあってちょっとグッときた。 「滝沢さんなんてよそよそしいのやだよ、クリちゃんって呼んで!」  そのたび不必要に口を大きく開けて発語するから裏筋がけっこう刺激される。ああダメだ、どぴゅっ    その刹那、目にも止まらぬ早業で僕のズボンとパンツからちんぽを取り出しカポ、咥えた彼女の口の中に、僕は果ててしまった。 「おにいちゃんのかるぴしゅ、のんじゃった。次はあたいのマウンテンデューらね」  そのいたずらっぽい微笑は、これから総裁になる人とはとても思えなかった。 「お、も、ら、し。お、も、ら、し」クリちゃんのスマホが鳴った。 「もしもし、うん、わかったわ。ごくろうさま」  どうやら「陰核寺」と呼ばれる京都の彼女の自宅に着いたようだ。クリちゃんはそれから部屋でふたりきりになるまでそれまで僕が知っていたチキン党次期総裁候補滝沢クリトリスだった。僕はとりあえず薬による勃起が収まって良かったと思っていた。これで彼女と冷静に話し合いが出来る。彼女を操る人形師を白日に炙り出してやるんだ。その為なら、何だってしてやるんだ。  高いハイヒールをコツコツ鳴らして歩く彼女のタイトスカートから伸びるスラッとした脚。そのストッキング越しの内腿。そこを伝う一筋のやや白濁した流れを、僕は見逃してはいなかった。
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