休める場所

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清水 花   尚人とは同級生だが、違うクラス。 三つ編みに眼鏡という地味な雰囲気を纏ながら当番する図書委員の1人だ。 でも尚人は彼女の事を少し気になっていた。 大体の女子は声をかけられなくても視線や態度でで尚人に対する事だと分かってしまうが、彼女は尚人の事を全く興味もない様子で図書委員の仕事に励んでいるのだ。 そのおかげで尚人のテリトリーを壊さずに気ままに休めて助かっているが…。 何故かモヤモヤしてしまう。 もっと人気のない場所はあるけど、不思議とここが良かった。 しかも彼女が黙々と仕事をしてる姿が見える位置に。 少し所か、初恋もまだな尚人にとって無自覚にも気になり始めていた。 何故、花は尚人の事を興味を示さないのか? 答えは一つだった。 花は別の同級生に恋をしてしまったのだから。
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