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「足、自分で持ってて。めっちゃ興奮する」
このナルシストは同じ顔をした俺の痴態に息を荒くする。恥ずかしすぎて手を離すと、目の据わったタカが低い声でささめく。
「手を離すともっと恥ずかしい事させるぞ」
「これより恥ずかしい事なんてそうそうねーだろ」
「チングリ返ししてセルフ顔射させてやる。俺はどっちでもいいけど、どうする?」
急いで自分の足を抱えた。タカは満足そうに頷き、俺が自分で晒してるアナルに直接ローションをぶっかけた。
大量のローションのおかげか、指1本は驚くほどすんなり入った。
「どう? 痛い?」
「痛くはねーけど、変な感じ」
指を出し入れされても違和感しかない。指を出し入れされたまま、萎えたペニスを咥えられる。
「待って、そこまで舐めなくていいから!」
「だって前立腺よく分かんねーし。勃ってる方が見つけやすいらしいから。フェラ気持ち良くねーの?」
正直、すごく気持ち良い。温かい口内にペニスが飲み込まれただけで叫び声を上げそうになった。
タカは頭を振って口で扱いてくる。裏筋を這う舌に大きく身体が跳ねた。
「あっ、んっふぅ……はぁあっ!」
気持ち良すぎて喉を晒して喘ぐ。すぐに完勃ちした。
胎内に埋まる指がある場所を掠めると、大きすぎる快楽を感じた。
口淫をしながら、トントンとそこを指でノックされる。自分で足を抱える事も忘れて、タカに手を伸ばす。触れた髪を掴むとたまらずギュッと握った。
「いてーよ! 禿げる!」
ペニスから口を離し、タカに手を振り払われた。
「ごめん、でも、そこ無理。怖い」
「何で? せっかく前立腺見つけたのに。気持ち良さそうだけど?」
会話しながらも執拗にそこを押し続けられる。タカの身体が離れたから掴めるものがなく、シーツを掴んでシワを刻む。
「やだ、あっ、んっ……タカ、きもちくて、あっ、こわい……はぁん」
「その顔で可愛いこと言われるとたまんねーな。やっぱ顔ずっと見てたいから手コキでいい?」
前立腺を優しく押されながらペニスを扱かれる。どっちが気持ち良いのか分からないし、きっとどっちも気持ち良いのだろう。
刺激を与えているタカは乱れ喘ぐ俺を見て、うっとりと目を細めた。口からは喘ぎ声しか出せないから、心の中で『変態!』『ナルシスト!』と罵倒する。そんな奴に触られて快がる俺も変態かもしれない。
「あっ、やだ、んっはぁ、だめっ!」
イキそうになっていたのに、タカの手がピタリと止まった。訳がわからず困惑の目をタカに向ける。
「やだって言われたから止めたんだけど?」
「止めちゃやだ、俺、イキそうだったのに」
「じゃあやっぱり佐藤くんの言ってた通り、もっとって事だよな」
「……時と場合による。ニュアンスで判断してくれ」
「そんな高度な事できる訳ねーだろ」
タカが再び手を動かした。胎内に圧迫感を感じ、指が増やされたのだと悟る。それでも痛みはなく、快感は増すばかり。
「あっ、出る! イクイク!」
両手両足でシーツをギュッと掴み、腹の上に性液をぶちまけた。
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