Chap.7

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数日後、社長室でシュウが、俺の目も見ずに。 「サナに、離婚を切り出した」 そう伝えてきた。 「は?なんでっ」 「神代に会わせたのは、何でだ?」 「シュウ、なんで、それ」 「サナの心の中には、神代がいる」 「だから、俺は言ったろうが、それでも結婚するって言ったのは、シュウお前だぞ?」 俺は言ったよな?サナもシュウも辛い想いをするって。 そんなのは、分かり切ってた事だったろうが。 サナから言い出すなら、ともかく、シュウから言い出すのはナシだろう。 なによりも、子供達はどうする? こんな事になるなら…最初から子供なんて作るんじゃねぇよ。 「サナの答えは?」 「まだ、もらってない」 サナは、きっと離婚なんて選ばないだろう…、子供達のために、何よりシュウへの感謝のために。 サナは、そういう性格だから。
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