Chap.1

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そんなの気にしてないように、神代はドアを閉めて、隣の部屋を開けて。 「入れよ、ここ俺の部屋だから」 「あ、あぁ」 えっ・・・今のって、アレだよな? 男女の、・・・そういう、アレだよな? なんでコイツ普通なわけ? 途中のコンビニで買ってきた、ペットボトルのお茶を取り出して、飲もうと一口含んだ時。 『あーっ、ツカサぁ~、んっ、そこっ!』 変な声が聞こえてきて、一気に吹き出した。 そんな俺を見て、神代は笑いながら壁を足の裏で蹴り。 「ノアー、俺の部屋ダチいっからなー」 大声を出したら、いきなり部屋のドアが開き。 「ちょっと!そういうのは、さっき言ってくんない?バカなの?」 「あ?バカはお前だろ。シグレ、これ俺の双子。ノア」 「シグレって…転校生の?」 「どうも、大崎です」 「うわっ、礼儀正しくない?タクマなんかと、友達になって大丈夫?」 え?そこ?つうか、平気なわけ? あんな所を、兄妹に見られて何で普通? まー、それは神代にも同じ事が言えるけど…こいつら変じゃない?
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