67人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなの気にしてないように、神代はドアを閉めて、隣の部屋を開けて。
「入れよ、ここ俺の部屋だから」
「あ、あぁ」
えっ・・・今のって、アレだよな?
男女の、・・・そういう、アレだよな?
なんでコイツ普通なわけ?
途中のコンビニで買ってきた、ペットボトルのお茶を取り出して、飲もうと一口含んだ時。
『あーっ、ツカサぁ~、んっ、そこっ!』
変な声が聞こえてきて、一気に吹き出した。
そんな俺を見て、神代は笑いながら壁を足の裏で蹴り。
「ノアー、俺の部屋ダチいっからなー」
大声を出したら、いきなり部屋のドアが開き。
「ちょっと!そういうのは、さっき言ってくんない?バカなの?」
「あ?バカはお前だろ。シグレ、これ俺の双子。ノア」
「シグレって…転校生の?」
「どうも、大崎です」
「うわっ、礼儀正しくない?タクマなんかと、友達になって大丈夫?」
え?そこ?つうか、平気なわけ?
あんな所を、兄妹に見られて何で普通?
まー、それは神代にも同じ事が言えるけど…こいつら変じゃない?
最初のコメントを投稿しよう!