Chap.8

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残りの水割りをグイッと流し込み。 「ご馳走さん」 「もう、いいのか?」 「あぁ、今度はタクマと来る」 「あぁ」 「待ってるぞ」 また、あの頃みたいに、この店でバかな事を話てぇな。 そんな日が、来ればいいんだが…。 シュウも大事なダチだが、タクマとは過ごした時間も内容も濃かった。 タクマからは学べる部分も多く、なにより人としての魅力を感じた。 きっと、サナも……。 サナに出会ってからのタクマは、もっと良い男になったと思う。 だからだろうか、やっぱり俺は、サナとタクマに一緒になって欲しかった。 なんで人生って、上手くいかねぇんだろうな。 ーーー帰り道、スマホが揺れ表示を見るとシュウからで、サナと話合った。という内容のメッセージを受信した。
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