Chap.8

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私は、持ってたお皿をテーブルに置き、バッグとコートを持ち。 「分かった、タクシー代、おごりなさいよ」 「俺、車ーー」 「サナさん以外、乗せたくないでしょ?分かったら、早く行くわよ」 急いで、店を出た。 サナさんが、私を呼んでる、必要としてくれた。 その事で頭が一杯で、行先なんて聞く余裕が無かった。 「前の車の後を、ついて行ってください」 タクシーの運転手さんに、そう告げて、私はシートに深く腰をかけた。 そして、着いたのは……病院? 神代がタクシーに近付いてきて、運転手に支払いをするのを待ち、神代の後について病院の中へ入った。 廊下のソファーで、くるまって眠ってるサナさんを見つける。 その傍には、東城さんと櫻井さんがいて、神代が2人に向かって。 「シグレは?」 そう、尋ねた。
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