Chap.1

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「あ?どういう意味だコラッ」 「まんまの意味ですけどぉ~」 「タクマ、ノアにそういう口きくな」 「ツカサが甘やかすから、どんどん生意気になんじゃん?」 このツカサって、幼馴染だよな? 何で神代が、注意を受けてんの? なんか、分かんねぇ、この関係。 「お前、シグレだっけ?」 「はい」 「さっきノアの裸見たか?」 「いやっ、…少し見えた、かも?」 「今すぐ記憶消せ。分かったか」 記憶消せって、どうやって? こいつら無茶苦茶だろ。 「でさツカサ。シグレに人間の急所とかそういうの?昔俺が教わったような事、教えてくんね?」 ちょっとした、わちゃわちゃが収まったところで、やっと神代が今日の本題を口にしてくれた。 一通り急所ってやつを教わった。 メモを取るのが恥ずかしくて、頭に叩きこんだ。 「今度、俺が行ってるジム来てみるか?体験なんとかってやつあるけど」 「金ないんで」 「ジムが終わってから来いよ、俺の相手っつうことで」 ツカサが行ってるジムはツカサの親父さんの友達がオーナーをしてるらしく、融通がきくらしい。
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