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ツカサとタクマのおかげで、俺は強くなった。
俺をリンチしてた組員も返り討ちにしたし。
今まで、俺に因縁つけてた学校の奴等や、他校の生徒ともケンカで勝てるようになった。
ただ、その一方で敵は増えた。
勝っても満たされない。
なんのために強くなった。
なんのために、ケンカなんかしてるんだ。
バカにされたくない。
見下されたくない。
桐島組なんて関係ない。
俺は、大崎だ。
ケンカする日々を送り、俺の生活は荒れていった。
売られたケンカは絶対買う、そして勝つ。
すると、女が寄ってくるようになる。
名前も知らないような女とヤる。
シュウやサナには、顔向けできないような俺になっていった。
そして中学を卒業し、春休みの或る日。
俺は、複数人の男達に囲まれた。
組の若いモンが、仕向けた奴等だった。
俺は、相当嫌われてるらしい。
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