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廊下に出てた生徒達が戻ってき始めると、神代は「またな」と言って教室を出て行った。
マジでアイツ何しに来たんだ?
俺の噂を信じて利用したいのか?
神代は、どう見ても真面目な生徒では無かったから、俺に用があるとしたら”俺の家”に興味を持ってるとしたら納得がいく。
神代は毎日数回、俺の教室に現れた。
「なぁシグレ、携帯教えてよ」
「慣れ慣れしい、携帯なんか持ってない」
「はっ?」
「えっ」
神代と同時くらいに、隣の雪村も同じような反応をした。
「なぁに、雪村サンもシグレの連絡先知りたかった~?」
おちょくるように言う神代に、雪村が睨みつけながら口を開いた。
「話し掛けてこないで、私アンタみたいなの嫌いなの、視界に入ってこないで」
「はーいはいっ、じゃシグレまたな~」
教室を出て行った神代に、廊下で待てった女が、すぐに絡みついてきて、2人で歩いて行った
「なぁ、神代ってどんなヤツ?」
「え、私に聞いてる?」
「お前以外いる?」
俺は神代の事を何も知らない、何で俺に構うのか、どんなヤツなのか…
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