アイライクウォーター

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アイライクウォーター

 夏の日の朝、30歳になった橘優(たちばなゆう)はスマホでニュースを見ていると、今日も暑くなるとのことだった。  喉がかわいたな……  ミネラルウォーターを冷蔵庫から出して、コップに注いでいると、電話が鳴った。相手は会社の上司らしかった。  優は迷ったが、知らん顔は出来ずに電話に出ると、午後から出勤してくれと言われた。  まじか… 今週休みなしだぞ…  はぁとため息をつき、ノートパソコンを叩き始めた。しばらく資料を作っていると、コップに結露がついていた。  うわっやばっ濡れるっ!と思い、コップをティッシュで拭いていると、とある言葉を思い出した。  「アイライクウォーター」  あれ…この言葉…なんだっけ…  思い出した!  
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