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さて、そろそろ蓮くんたちも私がこっそり支払った事に気がついた頃でしょうか？
せっかくこの街に来たんですもん、楽しんでいってほしいですしこのくらいはさせて欲しいですね。
（それにしてもあの動画で言ってたこと、ちょっとだけ気になりますね）
死者が囚われるとか悪魔の契約とか、この街でそんなオカルトな話は聞かない。
寧ろそのオカルトと対極にあるのが科学で、その先進である未希先街のはずなんですから。
となればそれは言葉通りの事を意味しているのではなくて、何か比喩だったりするのでしょうか？
（っと、いけないいけない。私のお仕事を忘れてたら駄目ですね）
それはそれ、これはこれです。
いくら蓮くんたちが気になろうとも私がお手伝いできるのはここまでです。
流石に自分の領分を超えての支援は為になりませんからね。
（さてと、私のお仕事を続けるとしましょうか）
スマホを起動し羽菜さんから贈られた情報と地図を読み込む。
赤点が付けられているのはマスターが付けてくれたアンドロイドが不正回収された場所、今マスターは防犯カメラの映像を片っ端から確認してくれています。
その中から微かに見当の着いた場所をマッピングしては逐一送ってくれています。
となればフィールドワークは私の役目、サクッと回って解決すると致しましょう。
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