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崇さんが竜巻に為ってからと言うもの。私は現実をそれとしていました。そうなるまでは私は推し量らぬ様にしていたのですが…。やたらめったら私にしつこく現実を問うから、崇さんが竜巻に為っているだけに吹き飛ばしてくれるとばかり思っていました。「その崇さんが竜巻に成ったのは目出度いが、あなたは何故現実を見ないのですか?その竜巻に耐え得る術は慥(たし)かににある。無ければ、その竜巻に立ち向かうべきでしょう?対策は必要でしょう?未練があっては為らないっ!!竜巻に殺されても本望っ!もう…訳分からん…。」この盛下(もりした)さんは、出来た人で私の話をよく聞いてくれています。盛下さんが居なければ、私の現実も私の死を以て滅するのです。「あーっ…違うわっ!」私は悟りを開かれ、阿呆に成り下がっていました。
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