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腰を締め付けているストッキングのゴムを目いっぱい引っ張って広げると、それを持ったまま屈んでずり下ろした。
なんとも紳士的でも格好良くもない脱がし方。
しかも、ビリッと音がした。
だが、もう時間がない。
いや、制限時間はないのだが、己のカラダの限界は近い。
次にシャツとインナーを手早く脱がせると、ブラジャーのホックを外して腕を引き抜いた。
あっさり脱がされてくれるのは、彼女も俺を求めているのか、部屋が暗いから見えないと思ってか、両方か。
とにかく、ショーツ一枚になった夏依を抱きしめ、素肌の滑らかさに頬擦りした俺は、倒れ込むように彼女をベッドに組み敷いた。
窓から差し込む月明かりにほんのり照らされて、俺たちは互いを見つめているとわかった。
「夏依……」
「篠井さ――」
外気に触れて突起した胸の尖端を包み込むように手を押し当てる。
柔らかく形を変え、俺の指が沈む。
柔らか……。
女の胸に触れるのが初めてでもないのに、その感触に意識が集中する。
手首を捻って掌をスライドさせると、尖端が擦れた。
左右に掌を動かす。
「ん……っ」
夏依がきゅっと目を閉じて顔を背けた。
俺は反対の尖端を口に含むと舌先で舐め上げる。
「あ……っん」
囁くように喉を鳴らし、身悶える夏依。
顔を見れないのは非常に残念だが、彼女が感じているとわかっていて口を離す気はない。
もっと甘い声が聞きたい。恥ずかしさなどどうでも良くなるほど感じさせたい。
手で弄んでいた方の尖端を、人差し指の腹で円を書くようにして刺激し、口の中の尖端は舌先で突く。
空いている手は脇腹をなぞり、ショーツの中への侵入に成功した。
足の付け根は熱を帯びていて、下生えに隠れた膨らみを指先で弾くと、夏依の膝がビクンと曲がった。
「~~~っ!」
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