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浩介、ごめんなさい。
謝っても、許して欲しいなんて言えないけど、ごめんなさい。
一度だけ、またどうしてもあなたと暮らしたくて、姉さんに話をしに行ったのだけど、追い返されてしまった。
それでも諦めきれずに、時々様子を見に行っていたの。
けれど、見に行っているうちに思ったの。
もうあなたは坂崎浩介として、落ち着いて来たところで、今私が出ていけば、また私のわがままであなたを傷つけてしまうかもしれない…それが怖かった。
そして、その後見に行くことはあったけれど…あなたの前に立つ勇気が私には無かった。
そして、病気だとわかった時、最後にもう一度だけ、会いに行きたかったけれど…やっぱり最後まで、あなたに会いに行く勇気を持てなかった。
本当に、ごめんなさい…。
あなたの幸せを、心から祈っています。
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