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学年が上がり、僕は伊坂くんと同じクラスになった。伊坂くんは見た目は凄くかっこよかったが、ワガママで自己中心的な性格だった。
でも、それがよかったんだよね。
伊坂くんに好かれようと僕はノートを取ってあげてたし、ジュースも買ってあげてた。冗談で肩を組んできたり、キスの真似事をしてくれたりしたこともあったなぁ。
でも、ある昼休みのときみんなでドッチボールをした時、伊坂くんは僕を自分のチームに入れてくれなかったんだよね。あの時は悲しかったな。自分の能力のなさを悔やんで、せめてた。
僕から肩を組もうとした時、伊坂くんは僕に言ったんだよね。
「きもちわりー。オカマはあっちいってろ」
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